雑賀雑記

ネタバレ小説レビューと二次創作のブログのつもりだったが最初からごった煮

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目の前に人が落ちてきた話

今週のお題「人生最大の危機」です。

久々にお題がやりたくて
ピンチか〜バレンタインの時に分量ミスったことかな〜
とか思いながらお題を開いたら
「人生最大の危機」ってレベルのピンチを要求されて困惑しました。

 

人生最大の危機って、簡単に言えば人生が終わるか終わらないかの体験だと思うんです。

そういった体験で思い出すのは、中3の冬に歩いていたら上から人が落ちてきたという体験です。

当時中学校3年生だった私は、公立の中学校だったため高校受験を控えていました。

夏まで塾の本科生として通うことはなく、季節講習に通うのみだったのですが、秋から特別講座受講生に切り替えて毎週日曜に通っていました。

 

ある12月の日曜にそれは起こりました。

朝からきついな〜寒いな〜って最寄りの駅まで歩いてたんですよ。地元で駅に向かう時にちょっと吹き抜けみたいなところを通ると近いのでそこを通っていました。

いる人は私みたいに駅に向かう人か清掃のおばさんくらい。

綺麗なクリスマスの飾りつけ。

唐突なうわあああああああああああああああああああ

なんなのかわからず立ち止まる私。

目の前に落ちてくる人。

落ちた人の頭から出る大量の血。

 

血液で気持ち悪くなるとか倒れるとかそういうのは一切ないんですけど、さすがにその時は血の気が引きました。

もし叫び声を聞いたところで急いでいて立ち止まらなかったら。

もし叫び声がなかったら。

もし1秒くらい早く出発していたら。

考えたらきりがないですが、ぶつかって私の頭から血が流れているその瞬間がありありと頭に浮かんできたものでした。

夢でそういう自分の姿みたりね。まあなんで自分が自分を見てるんだよって感じだけど。

 

ちなみに、私は情けなく怖くて立ちすくんでいたのですが、清掃のおばさんが救急車を呼んでくれたみたいでした。

その後その方がどうなったかは知りえないのですが、塾に行って帰ってきた頃には何事もなかったかのようになっていました。