雑賀雑記

ネタバレ小説レビューと二次創作のブログのつもりだったが最初からごった煮

DIYバイオについて考えてみる

DIYバイオってなんだ

DIYバイオってのがあるらしい。ていうか、流行ってるらしい。

いやでもDIYバイオってなんだよっていうのが最初の感想だ。

色々調べて回ったんだが本当に流行っているのか?ちょっと前に一瞬流行ったんかな?って程度に見えるんだが…。

 

アメリカでは流行ってるらしいんだが日本ではまだ下火といったところなんだろうか。
NHKで特集されてたみたいだけれど、今は…うん。

 

まあそれはおいといて。DIYバイオというのは「DIY」と「バイオテクノロジー」をくっつけた造語だそうだ。

どうも日曜大工感覚でバイオテクノロジーをたのしめることから、まあ自宅とかそういう、素人でも使えるところで生物科学の実験研究を行うことを言うらしい。

 

どうも色々見てると遺伝子操作とかやってるみたいなんだけど、規制とかないんかな…
最悪の場合外に出たりして生態系崩れるよな。
誰が出したかもわからんしコワコワ。

 

自宅で生物科学系実験は可能なのか

どうやら、すっごく簡単に言うなら、アメリカならやりたい放題超可能。
DIYバイオやりたいみんな、アメリカに引っ越せ。

 

日本の場合、そういう施設をつくるってなるとまず所轄官庁の大臣に認可されることが必要っていうのと、あとはアメリカにはない罰則規定が遺伝子組換えにはつきものらしい。アメリカほど日本では流行らないわけだ。

 

ただ、遺伝子組換え等ではなくて生物科学系には研究分野は他にもあるから、自宅でできそうなものを探すってことはできるかもしれない。

 

あと、自宅で実際にDIYバイオみたいなことやってるって日本人もいるみたいだ。肉の培養とか。遺伝子組換えじゃなくて、いかに低価格で肉を培養できるか。

できたら、家畜から直接切ってきた肉は高級品になるんだろうね。

 

アメリカで行なわれているDIYバイオはこんな感じらしい。

まあいろいろな人がいろいろな方法でやってるんだろうけど、少し例を出しておく。
だってまあ、わくわくするじゃん?

 

そもそもなんでDIY感覚でバイオテクノロジーに手を出せるようになったかっていうと、急激なコストダウンのおかげらしい。
NHKクローズアップ現代+アーカイブによると、ヒトの遺伝情報解読にかかるコストは2001年には105億円もかかったのに2017年には12.3万円程度、約8万分の1にまで下がったようだ。

そのおかげで、あらゆる遺伝子の解読情報もインターネット上で簡単に入手できるようになったようだ。

 

実験できなくても遺伝子の解読情報から考えるのも楽しそうなものだけど。

 

まあ、話を戻すとさらにアメリカではインターネットで注文すると特定の遺伝子を届けてくれるビジネスすらできているらしく、そこから入手して組み込んだり注射したり…っていうのが彼らのやり方のようだ。

 

アメリカのDIYバイオに取り組む中でも有名な方がいるようなのでちょっと紹介する。

まず会社経営者のセバスチャン・コチョバさん。道具をインターネットで買いそろえ、NYの自宅マンションの一室を実験室に改造して自然界に存在しない生物を生み出してるらしい。

2人目、デレク・ジャコビーさん。個人による遺伝子操作で新たなワクチンを開発してこの方は起業にまでこぎつけたようだ。

3人目、ブリーダーのデビッド・イシーさん。犬の遺伝病改善のためにDIYバイオに取り組んでるらしい。

4人目、自分を実験台にしているトリスタン・ロバーツさん。エイズ治療のためのDIYバイオだそうだが、医療機関は一切関わっていないらしい。

 

DIYバイオ向けの書籍

そう。言いたかったのこれ。

どうもDIYバイオのガイドとなる書籍がアメリカにはあるようで、おそらくこれを参考にDIYバイオに取り組んでると思います。

日本でも買えるのかと探してみたところ、アマゾンで普通に買えるようです。 

 専門書ほど高くはなくて誰にでも手を出せるような絶妙な価格だ…。

ちょっと、欲しい。

ただ注意して欲しいのはこの書籍全部英語なのと、アメリカではできても日本ではできないことが含まれているかもしれないこと。

色々と調べていると、この本、最初の方に自宅バイオ研究室の設備とかいう項目があるらしい。みてえ〜!

もし購入したらまた報告します。

 

DIYバイオ、懸念されている問題とメリット

アメリカではやりたい放題って書いたものの、反対している人もまあいるらしい。
その一人が米国遺伝子細胞治療学会のヘレン・ヘスロプ会長で、「専門的な裏付けのないまま個人がやみくもに実験を行うことはリスクを伴います。」だそうだ。

 

まあその通りだろうなとは思う。その点については後で書くこととして、アメリカでは規制法律が一切ないから医学会も懸念しているらしい。

 

早稲田大学の岩崎秀雄教授もコメントしてた。生体系の撹乱が起こる恐れがあるって。そりゃそうだわ。

 

まあでもメリットもあるわけです。

企業は「売れるもの」を作らなきゃ利益にならないわけだから「売れないと思われるもの」は作らないし、大学は大学で「論文を書かなきゃいけない」から論文にならないだろとかインパクトないだろとかいうのは切り捨てがち。

その点、個人が取り組めば自由に好き勝手に出来るわけだから、そこから漏れるような研究を行える可能性がある。

あと、専門的にそればかりやってきたわけじゃないから、別の発想で考えることもできるかもしれない。

 

理系大学生として思うこと

ここまで書いてきて今更なんだが、私は分野的にもこっち方面の理系大学生だ。

動物を扱う実験をする時もまああるわけだけど、その時ってすっごくうるさいんだよね。実験室から逃がすなって。生体系撹乱が怖いから。

でもこれだけうるさく言われてもたまに外に出ちゃったりするわけ。そんな時はもう建物から出ないように結構大変そうだ。

 

うるさく言われてそういうことを学んでいる学生でさえこれなんだから、そこらへんの管理がずさんなDIYバイオをする人達「バイオハッカー」はいると思う。ていうか絶対いる。

そういう意味で生体系撹乱が一番怖いなと思う。

 

あと調べてたら治療のために遺伝子を入手して注射!とかやってるやついたんだけどそんな簡単なことじゃねーよとも思う。

 

自由な発想とか今までにない発想とかいうのもいいけど、もうちょっと勉強したら?と思うし、そもそも注射器の管理もどうなってるかわからないから感染症対策はどうなってるのか甚だ疑問で怖い。

 

ただ、役に立つ研究をしているバイオハッカーももちろんいると思う。
それでも、いろいろな心配をしてしまうのは周りで、恐れてしまう人がいることを忘れないでいて欲しい。
そのためには専門機関とタッグを組むとか色々気を使う方法はあるんじゃないかと。めんどくさそうだけど。

 

日本から出られない、好奇心の抑えられない人は

まあいるだろ。だって楽しそうだし。

あれだけ言っておいて私も興味はあります。

実際やったら気をつけなくちゃいけないことは多分あの「バイオハッカー」のアメリカ人たちが思ってるよりいっぱいあるんだけど。

 

一つ目の提案として面倒な実験を行わない研究をすること。でもパッと思いつくわけじゃないのでそこらへんは勝手にお願いします。

 

二つ目の提案としては日本にも少数あるDIYバイオを手がける施設・コミュニティーに出向いてみること。結構現実的なんじゃないかなと思います。

バイオハッカーイベントみたいなのもあるらしい。

バイオハッカーイベント /バイオハッカー・ジャパン

他にもBioClubやFablab、YCAMバイオリサーチ等を検索してみると面白いかもしれない。

 

参考サイト様

“DIYバイオ”自宅で手軽に生物科学の研究!?|けさのクローズアップ|NHKニュース おはよう日本

誰でも手軽に遺伝子操作!? | 国際報道2018 [特集] | NHK BS1

あなたが“夢の発明”の主役!? DIYバイオ最前線 - NHK クローズアップ現代+

バイオハッカー・ジャパン:〜DIYバイオ、自宅で出来るバイオ研究、バイオハック〜

BioClub

日本にある "バイオ"体験施設をご紹介 | DG Lab Haus

私の実験室は家のガレージ ここまでカジュアルになった遺伝子改変:朝日新聞GLOBE+