工芸展に行ってきました
備忘録。
9/26まで三越で行われていた工芸展に行ってきました。
ギリギリでいきましたが、休日だっただけあって大盛況でした。
着物や反物といった染物、ガラスなどを含む諸工芸、人形、陶芸、漆芸、木や竹を使った工芸など、本当にさまざまなものがありました。
展示物の購入もできたようですが、お金がないので値段の書いてないものは買えません。
見るだけ見て楽しんできました。
今までこういったものに興味がなかったわけではないのですが、特に見る機会もなく(と言うかどこに行っていいかわからず)、今回はいい勉強になりました。
真似というほどのクオリティにはできないけれど、これから作るものに活かせたら嬉しいです。
記憶に残ったもの
一部を除いて撮影可だったため、写真はあるのですが、掲載してもいいかはわからないので
作品名と作者様のお名前を紹介するにとどめようと思います。
また、工芸に全く詳しくないため特に色々と説明はしませんが、何か変なことを書いている恐れもあります。先に謝ります。すみません。
友禅訪問着「光輝燦然」
作者は柿本結一さん。色合いがすごく綺麗で好きでした。
この方で、金沢に工房があるようです。
金沢といえば加賀友禅ですが、京友禅もやられていた方なので、京の趣があるらしいです。
こちらの工房は事前予約をすれば見学も可能らしいので、いつか行ってみたいですね。
型絵染着物「山路行く」
ここに載ってる「山路行く」という作品が工芸展で見たものです。
左上から右下にかけて知らない間に色が変わってる感じが好きだったけど、型絵染という物の存在は知りませんでした。
透胎七宝鉢「月光」
池田貴普さんの作品で、以下が日本工芸会のページです。
工芸展で見た作品「月光」も掲載されています。
Wikipediaによると、七宝は主に金属の素地にガラス質の釉を焼きつけて装飾する技法のことで、私自身もどこかの学祭で体験したことがあります。
が、この作品どうなってるんだろう、透き通ってるように見えるんですが…実は中に金属が…?よくわかりませんが、綺麗でした。
木彫彩彫「朧月夜」
人形にはあまり興味がなかったんですが、芹川英子さん作の「朧月夜」は表情、顔が美人すぎてこんなものもあるのかと驚きました。
工芸会にページを見つけましたが、残念ながら「朧月夜」の掲載はありませんでした。
彩泥透光鉢「花びらだんす」
宇佐美誠治さんの作品で、以下の日本工芸会のページで見ることができます。
https://www.nihonkogeikai.or.jp/works/9519/
これは陶芸の作品らしいんですけど、ぱっと見七宝ぽいというか、陶芸ではない、不思議な感じがしました。
「彩泥透光鉢」って検索すると、この人の名前ばかり出てくるから、一般的なものではないのかもしれないです。
釉描彩牡丹文蓋物
井口雅代さんの作品で、井口雅代さんに関してはギャラリージャパンのページが見つかりました。
同じ作品はありませんが牡丹をモチーフにした作品があるのでなんとなく想像していただければと思います。
まるで陶器がキャンバスのような画なんですよね。すごく綺麗なんですが、おおよその価格帯を見てビビりました。一生買えないや。
井口雅代さんは陶芸教室もやってるみたいです。
透光練込組皿「flower garden」
金田萌永さんのflower gardenも記憶に残っています。おそらくご本人が作られているサイトが見つかったので、そのサイトの中のART WORKSのページを記載しておきます。
陶芸で色ものっているのにツヤツヤじゃなくて、マットな感じでこんな陶芸があるの?と思いました。知識がないもので。
調べてみると練り込み技法というものがあるそうで、練り込み陶芸と調べるとなんとなーく雰囲気が似ているものは見つかります。色々な練り込み陶芸を見てみたいです。
工芸が見れる機会はどこに
今回こういう工芸展をみて、知らない技法がたくさんあるんだなあと改めて思わされました。
こういう工芸を見れる展示会があればまた行ってみたいです。