ブラック思考の人たちの中でどうやって働き方改革をするか
ご存知の方もいるかもしれませんが、私は大学院生です。
大学院って何してるのかピンとこない人もいるのかもしれないのでやってることを簡単に言うと、授業も受けはするけどメインは研究です。
研究がタイトルとなんの関係があるの?って思われた方もいるでしょうし、研究室ってブラックだよねって思われた同志もいるでしょう。
学問の世界には「長時間頑張る」ことを美徳とする考え方がまだまだ蔓延っています。
その中で頑張るつもりではあったんですけど、身体的にも精神的にも疲弊してきて実害も出始めてきているので、そろそろその考え方から逃げたいと考えたのがこの記事です。
求められていること
長い前置きはこの程度にして、まずは「長時間労働を美徳とする人々=ブラック思考の人々」が他のラボメンバーに求めていることを私なりにざっくり洗い出しておきたいと思います。
- 研究室滞在時間を長くすること(12時間以上)
- 毎週土日も研究室へ。もちろん祝日も。
- 実験結果を大量に出すこと
- 関連論文を大量に読み込み、全て理解しておくこと
- 先行研究や他研究から今後の研究予定を洗い出すこと
おそらく、3〜5のために1,2が求められてるのだと思います。彼らの経験上、1,2を満たすことで3〜5ができると考えているのかなと思っています。
私がやりたいこと
なによりも早く帰りたいです。
ラボ滞在時間を短くしたい。切実。疲れる。
ラボ滞在時間を短くするために
求められていることそれぞれを早く帰るためにどのように消化するか考えます。
1.長い研究室滞在時間(12時間〜)
これに応えるのは無理です。通学に要する時間も考えると無理です。
ショートスリーパーの方なら可能かもしれないけど、割と長い方なので寝ないと脳が機能しません。
この後の2〜4さえクリアしていれば、嫌がられるかもしれないけど酷いことは言われないはず。そこでこの項目は保留として、他を考えます。
2.土日祝日なし
これはまあ場合によっては(実験計画的に)仕方がないんですけど、土日祝日に行くならなんとか滞在時間を短くしたいので以下のようにしたいと思います。
- 人がいないor少ない時間を狙う→集中できる&待ち時間も減るため滞在時間を短くできる
- 実験計画をうまく組んで時間のかかる実験がなるべく土日に被らないようにする
3.大量の実験結果
こればかりは実験を大量にしないと出るものも出ないのでやらないといけません。
そして研究室でしかできないことなので研究室滞在中はこの項目をメインにクリアする必要があります。
多くのラボメンバーは研究室滞在時間を実験時間・デスクワーク時間に分けていますが、私はこれを実験時間に割り振ろうと思います。
また私は生物系ですが、バイオの実験は結構待ち時間が長いという特徴があります。また時間中に別の実験も仕掛けて平行で複数実験が行えれば大量の実験結果を残すことも可能でしょう。
そのためには時間単位で予定を立てることが必要です。
以前予定管理について記事を書いたことがありましたが、
これだと1日単位でやることを書いているだけだったので無駄な時間が生まれがちです。
というわけで予定管理というか手帳を仕様変更しまして、以下のテンプレートを印字して貼って予定管理をすることにしました。
これについてはまた今度別に記事にします。
4.関連論文の読み込みと関連分野の理解
デスクワークです。先述しましたが、多くのラボメンバーが研究室滞在時間を実験時間・デスクワーク時間に分けている中、私は研究室滞在時間の多くを実験時間に割り振ろうと考えています。
なのでこれは基本家で。
学内ネットワークとしてVPN接続すれば家でも論文を検索してダウンロードできますし、ダウンロードは研究室でやっておいて読むのは家、というのもいいかと思います。
5.今後の研究予定の洗い出し
これも基本的にはデスクワークなので家で。
ただ実験結果から考えたりもするので、そこら辺はどこかに書いてそれを家でまとめたり整理したりする感じにしようかと思います。
まとめ
基本的には研究室滞在時間は実験をメインに、家でできることは無理に研究室では行わないという方向で進めます。
滞在時間は12時間以上じゃなくて10時間までで済ませたいところです。
研究室滞在時間を短くするための実験スケジュール管理は今現在試行錯誤しているところなので、ある程度形になってきたら記事にしたいと思います。